だからせめて、もう遅いかもしれないけど少しでも両親には美玲に愛を注いであげてほしい。






仕事なんて俺に任せて。







まぁそうなれば今度は俺が美玲に構うことはできなくなるけど……こいつら、生徒会がいればなんとか一人で歩けるだろう。








でも俺にべったりの美玲が離れたくない、というのならいつか俺が社長になった時には美玲を秘書につけてべったりくっついておこう。








いつか美玲とくっつく旦那が焼くほど。







今んとこの一番の旦那候補は蓮だけど……。









まだ、未来はわからない。









ま、俺は一生結婚とかするつもりないから別に蓮じゃなくても俺が美玲ぐらい養えるし?








今でもどれだけ美玲に金使ってると思ってんだ。






あの学校は私立だからか何だからか、破綻な額の給料をくれるから美玲にいくらでも使える。






俺が選んだアクセサリーを付けた美玲を見るのは気分がいい。






……三日もすれば別のものをつけているけれど。








本当に、自由奔放な女王様だ。








(でも従順な美玲なんて美玲じゃない)










クスリ、笑みが漏れた。







………美玲、俺も生徒会も心配してんだ。






早く元気になっておくれ。