そしてリビングにとりあえず通す。
「あ。玲さん、これ美玲に」
すると直からコンビニの袋をもらった。
中身を確認してみるとスポーツ飲料やらゼリーやらとにかく風邪によさそうなものが大量に入っていた。
「おー、ちょっと量多いけどサンキューな!」
それを冷蔵庫に入れて、炭酸を用意して四人に出す。
「外暑かっただろー」
もう猛暑と言えるほどだ。
「車で送ってもらったんで、全然暑くなかったっすよー」
けらけら笑っている男は紫苑。
私服も派手だ。
四人が一息ついて、俺もソファーに座る。
そして口を開いた。
「……今日のこと、美玲に言うなよ?」
そういうとうなずく四人。