______________ ___________ ________ あたしは魁の家をでてから、またバイクに揺られていた。 もう時間は遅くなってしまっていて。 もう7時だった。 いくら夏とはいえ、少し暗いし寒い。 「・・・冷夏、寒くないか?」 顔の見えない魁から声がかかる。 ほんと、すぐにわかるのね 「・・・大丈夫よ」 ・・・けど、甘えないわ。 ・・・そしてあたしたちはそれから30分間バイクを走らせ続けた。