【冷夏 side】 ピピピピピピピ…。 カチッ 目覚まし時計の音と共に、起床する毎日。 けれど、今日はいつもとは違うー…。 「眠いわね…。」 目を擦りながらマスターのいるバーへ 向かう。 30分だけはやく起きても、こんなにも 眠いのかとあたしは髪をときながら思う。 「よぉ、冷夏。さすがに今日ははやいな」 マスターはこんな朝から元気いっぱいだ。