レストランに背を向けて歩き出したとき…、 「お父さん…お母さん…。 ありがとう…。 大好きだよ…。(泣)」 と呟いた。 2人には聞こえない声で…。 「…萌…?」 後ろで、お母さんが振り向いてあたしに気づいたことに、 あたしも、雷貴も気づかなかった。