2人を想ったら、

「…ふぇっ…。(泣)」

涙が…出てきた…。




あたしは、お父さんとお母さんがこんなにも頑張っているのに…

出来ないからって…諦めて…。



自分が惨めになった。


「私から、幸太郎様に言ってみました。
「最後でもいいので、萌様をお2人に会わせていただけませんか?」と。」

「…雷貴…。
…ありがとう…。(泣)」

雷貴は、泣きながらお礼を言ったあたしに
照れながら、

「いえ…。//
…萌様の執事ですから…。((ニコッ」

あたしの…執事…。


複雑な顔になったあたしを見た雷貴は、ヤバいと思ったのか、

「…も、もうそろそろ行きましょうか。」

と言った。