だけど強豪校だから女子マネージャーは

受けつけてない。やりたかったな。

ゆうちゃんがいなくてもやりたかったけど

ゆうちゃんがいるならなおさらやりたかっ

た。

すこしでも近くにいたいから。

ゆうちゃんは好きな人いるのかな?

あ。また違うこと考えてたらもう代表の挨

拶終わってた。

せっかくのゆうちゃんの言葉聞いてなかっ

た。

何やってんだ私。

そんなことで入学式は終わった

。ほとんどは久しぶりに再会できたゆう

ちゃんのことで頭がいっぱいで話は聞いて

なかった。


放課後

「あーつー」

 ゆうちゃんの声だ。なんだろー?

「なに?」

「今日さ部活ないから一緒に帰ろ?」

 え。急に言われて頭の中混乱したけど嬉

しい。

ゆうちゃんからそんなこと言われるなん

て。

でも家の方面一緒?そんなことないよ。

近所に引っ越してきたらならわかるはずだ
し。

「実はさ今日から新しい家なんだ。それが

さ、あつの家の近くらしい」