〜 雷矢 side 〜

咲都と葵が帰った後、幹部室は静かだった

清隆「楓・・どうするんですか?」

沈黙を破ったのは清隆

楓「・・あいつらが何かをしようとしてるのは事実だ。嫌な予感がするんだよな・・」

彗麻「・・楓の勘はあたるからな」

ひろ「彗麻・・」

誠「確かにねー」

清隆「仲間のために首を突っ込むなって言うくらいですから、かなり危険なんでしょう」


楓「・・・」

彗麻「どうするの?」

全員楓の言葉を待つ

楓「あぁ・・確かに危険かもしれない。だが、あいつらをほっとけるか?」

全員「・・・」

楓「まぁ最初は疑っちまったが・・・今はあいつらを悪い奴には見えない・・」

ひろ「我が総長がここまで言うんだから」

誠「しょうがないねー」

彗麻「まぁ、下っ端で見張りをさせてた時、あいつらはレイプしそうな奴、武器を使ってる奴とかにしかケンカ売らなかったらしいしな」

清隆「楓は、その正義感、ケンカの強さも気に入って仲間にしたいのでしょう?」

楓は黙って頷いた

清隆「なら、しょうがないですね。認めますよ」

誠「咲都達と仲良くなろうー!」

ひろ「楓が認めたならいいですよ」

彗麻「俺も」

楓「わりぃな。明日から頼む」

全員「はい」


〜雷矢 side 終〜