長い沈黙が続く。。。




それをやぶったのは











達也だった。















『…入れられたん???』


「ううん…指だけ…」


『そか…』


「あたし…汚れちゃった」


『汚れてねぇよ』


「汚れてるよ」


『汚れてねぇ』




「---------ッ」




突然唇が重なった。











めまいがするくらいのキス。










ゆっくりと舌が入ってきて











ぁたしたちは初めてのディープキスをした。


















ふとよみがえってきたあの時のビジョン。






達也があの男に見えた。








「-----イヤッ…」










気付いたら達也を突き放していた。










『羽音!?』






「触らないで…ッ…ぁたし汚いッ!!」







達也の手があの男の手に見えて





全身ガクガク震えていた。







怖くて








怖くて








たまらなかった。













「ぁたし…死んだ方がいいのかな???」









『何言って…』











「いないほうがいいよね」









自分の口から思っても見ない言葉が
次々と飛び出してきて怖かった。





ギュウッ







「ッ!?」










また達也に抱きしめられていた。