「おっけぇ♪」
隣で指を鳴らす陽花が見える。
おぉう…恐いな
「…チッ…良いですわ。
あなた方がそんなに言うなら相手になって差し上げます!!」
パチンと指を鳴らして出て来たのは…男?
約100人かぁ…って100!?
おいっ!(゚Д゚)
「人数に差があり過ぎじゃないー?
卑怯だぁー」
陽花は文句言ってるけど、私はそれどころじゃないんだよね…。
「うぅ…どうしよぉ〜…」
「り、李衣!?どうしたのっ!?」
「あらぁ、この人数を見て怖気付いたのかしらぁ?クスクス」
「お、お腹すいた…」
ズルッ
お、良いリアクションだね
「李衣!考えてる事おかしいわ!!
100人もいるのに全然違う事考えるなぁっ!!アホめーー!」
「えー…だって、お腹すいたんだもん。
”腹がへっては戦はできぬ”だって?
…うん、確かそんな感じの熟語あるじゃん?今まさにそれだよ、それ〜」
「「………」」
あれっ、皆黙っちゃった。