「はい…?何のことですの」


…んー。どうしよう。

ここでバラしてもいいんだけどなぁ。
むやみに退学にするのはちょっと…ね




…よし、やっぱり黙っとこ。


「なんでもないですー」


「…まぁいいですわ。

あなたは退学でしょうけど?クスクス」


「…………。」


裏で手を回しておくか。





***



バンッ


「みっちゃん!」


「あ、なんだ李衣か。」


この人は緑丘 未紗。私のいとこで、7つ上なんだ。

この学校の理事長をしてる



「なんだとは何よ」


「別に。で、用件はなに?」


「んーとね。多分、水嶋 美蘭って人が私を退学にするように頼みに来ると思うの。 阻止してね!後、姫神財閥だってことは言わないで?


後々面倒だからね。用件はそれだけ。」


「用件長いな。」

「そこは気にしないで。

とにかく、みっちゃんならできるでしょう?絶対阻止してね。」


「2回も言うな。」


「それほど重要なのよ。」