何にも努力してないで…?




「ぃっ、た!」


私は早川の頬を思いっきり叩いた。

「何するのよ!!」

「…ふざけんじゃないわよ。」


あなたにこそ何が分かるのよ。

周りから綺麗って言われるのも、成績が優秀なのも運動ができるのも全て、
姫神財閥の令嬢として相応しくなるためじゃない。


「毎日毎日、細かいとこまで神経使ってんのよ!!!!

何も努力してないですって?それはあなたでしょ!


…No.1になりたかったら、努力して私を抜けばいいじゃない。
私、影でコソコソする人大嫌いなの。」