「ん?」

「ほ、ほらっ…。悲しい、とか…
いろいろあるじゃない!?」

「悲しい…か。


……そんなのあると思った?馬鹿早川さん。自分から墓穴掘るようなものだよー。いじめするならもっとバレないようにしなきゃ。

あ、もしかして!


…バレてるって気付かなかった?」

ニヤリと笑うと早川は悔しそうに唇を噛んで、

「ーあなたには分からないわよ!!


…バレてる…?えぇ、そうね!確に気付かなかったわよ!それが何っ?


あなたを潰したいの!憎いのっ!!
あなたみたいに何も努力しないで全てを手に入れてる奴が許せないのよ!」

そう言い終わって息を切らす早川。