それからしばらくして、お母さんは個別指導の塾へあたしを連れて行った。 もうめんどくさくて!適当にここでいいよ〜と言って、その塾に決まってしまった。 塾長の笹森さんは、 「これから頑張ろうね!海里さん!」 満面の笑みであたしにそう言った。 しかしあたしは塾なんてやだし、やだし、やだし.... 苦笑いを浮かべた。