俺がいて、
君がいる。

それが当たり前で…。
いつか離れることになるなんて
思ってなかった。

「ね、私ね好きな人できたんだ!」

俺は、自分の耳を疑った。

「え?好きな人?」

動揺しながら聞く。

「うん。同じクラスの男子でね。
好きになっちゃったんだ〜。」

「へぇ、そっか。良かったな。」

動揺を隠しながら言う。

「うん!でね、協力してくれるよね?」

「あぁ。協力するよ。」

俺は、嫌だと思いながらも、
頷く。

ずっと好きだった君。
でも、君には好きな奴が出来た。

俺は勇気がでなくて
告白も出来なかった…。

「はっ、情けねぇ。」

俺はそう小さく呟いた…。