保健室。
なんか好きって自覚してから、さっきよりも緊張してきちゃった…
長い長い廊下を歩いていると、いつのまにか保健室についていた。
あっ、そういえば松坂くん。風邪気味なんだっけ?
コンコンッ…
「…」
ドアを叩いたのに保健室からは返事がなかった。
今…、先生いないんだ…。
だからと言って入らないわけにもいかないし…
松坂くんの風邪が悪化しちゃうよ…
「どうする?松坂くん」
そう聞いてみると、予想外な答えが返ってきた。
「俺達はここに何しにきたんだ…?」
え?
何って…
「松坂くんが風邪気味だから…」
だって顔赤かったし…
そう考えているといきなり松坂くんに抱きつかれた。
…え?
な、何この状況…!