それからいろいろ話しているうちに夕日の見えるところに着いた。 もうすでに空は紅く染まっていた。 あっ、紅と言えば美月と紅人さんだ。 あの2人赤色好きだもんねー笑 「まま!ゆーひは?」 「んー?あの丸いやつだよ!」 「あれが?眩しいねー」 よっぽど眩しいんだろう。 目が半分しか開いていない。 わたるも同じく。 「おっ、沈むぞ」 玲海が一言そう言った。 そしてそのまま山の後ろに隠れるように夕日はだんだん沈んでいった。