「ねぇ、玲海。この子達のこと、抱いてあげて?」
「えっ?いいのか?」
「ふふっ。当たり前でしょ?この子達のパパなんだから」
"パパ"という響きに慣れていないのか、くすぐったい気持ちになる。
そして俺は赤ちゃんを抱いた。
小さくて、守ってやらないとすぐに消えちまいそうで…
これが"家族"…
「可愛いね、玲海」
「あぁ…こんなに小さいのが俺たちの子供なんだな」
本当…信じらんねぇ…
「えみ、ありがとな」
この子達を産んでくれてありがとう。
この3人は俺の命にかえてでも絶対に守りぬく。
そう心に誓った。