「ちょ、マジで無理だって!
俺、男だぞっ…!何かしねぇか心配じゃねぇのかよ…!」
「「?」」
うわ〜、本当にこの2人最強だわ。
もうはてなマーク浮かべちゃってるし…
"何が問題なんですか?"
って言いたげな顔しちゃってるよ…
「別にいいじゃないですか?
もう付き合ってるんだし」
「そうそう。
美月も期待してるかもしれませんよ?」
期待なんてしてないーー!
期待なんかするかアホ!
チラッと先輩の方を見ると、何故か目があい、顔を真っ赤にして目を逸らされた。
なんか地味にショック…
「まぁまぁ、大丈夫だって!
私の天気予報ならぬお泊まり会予報では、お泊まり会は無事終わりを告げるでしょう!
では、現場の若葉さ〜ん!」
「はいはーい!
こちらは美月さんの彼氏の紅人さんです!只今顔を赤くしていらっしゃいます!
理由を伺ってみましょう」
……なんだこれ…
「すみません、どうして顔を赤くしていらっしゃるのでしょうか?」
「う、うるせー…!
ちょっとは黙れないのかよ、お前達は」
…あぁ…その最後の言葉…禁句です、先輩。
もう嫌だよ。
何か隣から黒いオーラが…