素直にそう思った。
「私は…松坂ときちんと話し合った方がいいと思う。
話し合うのが怖いっていうのは分かるよ?でもね…自分の気持ちを…えみの気持ちを松坂に伝えなきゃ、何も解決しない。それは分かるよね?」
「うん…」
「また何かあったら相談して?
夜中でもいいから」
そう言って私は携帯を揺らした。
伝わったかな?
えみの顔を見てみるとさっきとは違った顔をしていた。
微笑んでいた…
「美月…ありがとっ…!
私、今から玲海のところに行ってくるね…!」
なんとか伝わったみたい…
よかった…
「いってらっしゃい!
どうなったか報告してね!」
「うん!」
そう言ってえみは松坂のところへ走っていった。