「…美月。私…どうすればいいと思う…?もぅ…わかんないよ…」



泣きながら私のところへ来たえみ。


何があったのか聞いてみると、幼馴染みについてだった。


真弓達に言われたらしい。


あいつらも懲りないね…


「…私…幼馴染みが嫌っていう訳じゃないの…
でも…知らなかった…玲海と私が幼馴染みなんて…」



「えみ…」



私は何も言ってあげられなかった…

違う…言う言葉がなかった…。



「…えみ?よく聞いてね?」


「…」



私の口から真実を告げることは出来ないけど…背中を押してあげたい。