それからのことは覚えてない。



気づいたらベッドにいた。



ボーッと天井を見つめる。



ー♪♪♪♪



静かな部屋に着信音が響いた。



相手が誰なのかも確認せず私は電話にでた。




「……もしもし…」



「…えみ?…」





相手は恭子だった。



「…恭子…」



力なく答える。





「…えみ…やっぱり何かあったでしょ…?
私でいいなら聞くよ?…」




恭子…



恭子…にならいいよね?



話しておきたい…




「あのね…」



私は全て言った。




「…龍汰のやつ…許せない…
これからは私がずっと隣にいるから!
何かあったら呼んで?」



「…うん…ありがと…」




やっぱり相談できる相手がいるっていい。




少しスッキリした。





明日からまた頑張れそう…かな…?