ある日、私は龍汰に呼ばれて会議室に行った。





コンコンッ


「失礼します」




あれっ?龍汰まだ来てないのかな?




5分ほど待った。



「遅くなってごめん!」



龍汰が来た。



「全然いいよ!
それより、どうしたの?会議室に呼んで…」




そう言ったら龍汰は会議室の鍵をしめて、怪しい笑顔を浮かべながら…




「俺のおもちゃになれ」



そう言った。




え?




お、もちゃ…?




「…り、龍…汰?」



どういうこと?


ねぇ、おもちゃって…なに?




「えみ、俺のこと好きなんだろ?
だったらいいじゃねぇか…」



な、なんで知ってるの?



っていうか本当に龍汰なの?


口調だって違うし、雰囲気もまるで違う。




「ねぇ、おもちゃって…なに?」



もぅ、好きなんて感情はなかった。


怖い。これが1番強かった。





「俺のパシリ?っていうか奴隷?
まぁ、俺の言うことは絶対ってことだよ。もし、俺の言うことを聞かなかったら…

ドウナルカワカッテルヨナ?」




パシリ…
奴隷…




龍汰の言うことを聞かなかったら…



何をされるかは分からないけど…



でも、絶対に私が嫌がること。