「……松坂くん…行こう…」
弱々しく言ったえみの言うことを聞いて歩き始めようとしたが…
龍汰っていうやつがえみの肩を掴んだ。
「…っ触らないで…!」
少し怒鳴ったような声で相手に言った。
えみ…お前何があったんだよ…?
今すっげぇー怯えてるぞ?
「触らないでって酷いな〜…
まぁ、1ヶ月後にはお前は前みたいに…
おっと…言い過ぎたな…
んじゃぁな〜」
なんか台風がきたみたいだった。
「…大丈夫か?」
少し…いやかなり心配してえみに聞いた。
「うん…
ごめんね、レストラン行こっか…!」
「あ、あぁ…」
レストランで聞いてみるか…
こんな日に聞くのもあれだけど…
でも聞かねぇと後悔する気がするんだ…
昔みたいに後悔はしたくねぇしな…