「よーし決定!じゃあ早速……っ!」


「待て。俺も行く」



咄嗟にイッチーの腕を掴んで、引き止めた桐谷くん。


そして、あたし達はぞろぞろとみんなでイッチーの家に向かったのだった。





「なんかB組のメンツにいれてもらっちゃって悪いね〜!」


「何言ってんだよ!松岡は桐谷の友達。イコール俺の友達だ!」


「イッチー……!心の友よ!」



松岡くんとイッチーのやり取りに、みんながクスクス笑ってる。


あたしの隣にいる舞ちゃんも、イッチーを見てて楽しそうだ。


もう片方の隣にいる桐谷くんは、いつもと変わらず無表情だ。