「次は吹奏楽部のみなさんの演奏です。
よろしくお願いします」




「きたよ、りんりん!!吹部だよ!!」

「きたね~(笑)」



吹奏楽部の人が入場してくる。

どんな雰囲気の部活なんだろう。

楽しみだな~



「ちょっとりんりん!!!あの人じゃない?イケメンって」

「え、どれどれ??」

「あの~、なんだろう?鉄琴みたいなのやってる人!!!」

「あーあれね!グロッケンっていうんだよ」

「イケメンじゃな~い??」

「うわっ、ホントだ!!!あれはイケメンだわ~
私には手の届かない存在ってレベルだわ~」



ホントにイケメンだった。

細身でスラっとした体形、
やや長めの前髪、
くっきり二重で大きいたれ目…。

そして何か、、、オーラがある!



「りんりん、頑張って!!私応援するからっ!!」

「まだあたしあの人のこと好きとか言ってないからね!!怒」

「ま、私は応援するから~」

「あ、ありがと笑」



このときはホントにあなたのこと
好きになるなんて思ってなかったよ。