一方麗香は朝から叫んでいた。
朝起きたらスマホが壊れ誰とも連絡がとれないでいた。
電源がつかない！
バッテリー充電でコンセントには、さしてある。
なぜつかない！！

しかも今日は大事な手術の日。

麗香のチーム担当ドクター
小西雅夫30才女医と結婚してるイケメンで～す。by性格悪いけど
からカルテやレントゲンを準備しておくようにメールで指示が来るのだ。
カルテはすぐに用意ができるが、レントゲンは種類がたくさんある。
今回担当の患者は内科系の患者CTやMR
それに、もしかしたら病理の結果や心電図も取り寄せておけと言われるかもしれない。
いちいち取り寄せるのに伝票をおこして時間がかかる。
前日から他の看護師たちは担当ドクターと打ち合わせをして当日使う準備はしてある。
いやいやむしろ当たり前のことなのだ。
当日にバタバタした中で準備をしてもミスをしてしまうし
メールで朝から用意とか意味がわからないと何回も言ってきた。
がしかし直らないのだ。
医局長に相談もした。
だが注意はされない…
彼がヘソを曲げて仕事なんかしない～と言いかねない。
わがままな男だ。
腕はいいドクター
「まあ病院側は気を使うだろうな。本当にクソな男…担当変わりたい…」

「まあいいや手術は昼からだし朝イチで全部用意すればいっかっ！言っても出来ないやつはこっちが上手に立ち回るしかないか…」

麗香は自分で考えてみた。
このようにダメ男に対して自分は合わせて来た。そして男はいごこちがよくなりどんどんダメになる…。
「やはり自分か…。」
落ち込む麗香だった。