「未亜ちゃんちょっと来て」

「へっ!?」

野球のユニフォームと空手の稽古着のままなのに御幸は未亜の手を引っ張った。

「御幸先輩!?どこ行くんですか!?」

御幸はその質問を無視して突き進む。