みつきちゃんは、またにっこりと笑った。
そして放課後になった。
昨日みたいに実行委員の集まりがあるから。
今日はトイレには行かず、机に突っ伏していた。
伏せている私の背中をぽんぽんっと誰かが叩いたので驚いて起き上がる。
「よ、佳澄」
真面目仕様の大ちゃんだけれど、口調はいつもの大ちゃん。
周りの人に聞こえないようになるべく小声で話している。
昨日、言ったこと覚えててくれたんだな。
それだけで嬉しくなる。
「土曜、お前も来んの?」
隣の席に座った大ちゃんが私に声をかける。
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