「もー怒った。こうなったら大ちゃんって呼んでやる!!」









 絶対長谷川君が嫌がると思ったのに。



 長谷川君は頬を緩めて、視線を左下に移し








「長谷川君って呼ばれるよりは、まあいいか」








 なんて言いやがった。



 何を言ったらこいつは嫌がるんだ!もーもー分けわかんない!











「じゃ、俺は靴はいてくるからお前外で待っとけよ」

「へーへー」