裕太と奈菜は、内緒にしていた事実がばれたことに
動揺を隠せなかった。


『本当は知ってた。
真美が入院してることは。
でも、本人から言われてない以上何も出来ないだろ。』


そして、真美の話を二人がしていたのを後ろで偶然聞いてしまったことも話した。


『内緒にしていたことは謝る。
ごめんね。
言おうとも思ったの。
でも、真美が自分で言うから、それまでは黙っててって言われて…』

『真美は溜め込むタイプだから、そうだろうと思ったよ。
彼氏として俺、真美に何ができるかなぁ?』


話を黙って聞いていた裕太がはいってきた。


『いつも通りのお前でいいんだよ。
変に気を使えば、朝田も疲れるし洋介も疲れるぞ。』


二人に話をして良かったと思った。