『キャ-----』
あまりの大きな叫び声にクラス中がざわついた。
他のクラスの子達まで駆けつけてくれたのに、レポートを忘れただけだったなんて。
『何でもないから、気にしないで~。』
奈菜が生徒達をクラスに戻してくれたけど、
真美はショックのあまり口を開けたままだった。
『真美、気を取り直して最初から書きなよ。
手伝ってあげるから。』
『頑張って調べて書いたのが全部台無しだし、忘れたことで減点だよ~。』
真美は頭を抱えて、机にうつ伏せてしまった。
レポートの話は終わりにして、奈菜は遊んだ日の真美の体調のことを心配していた。