真美は、泣きながら、 洋介の服の袖を掴んだ。 洋介は、わかっているかのように、もう一度手を握りしめて、おでこにキスをした。 いつの間にか、真美は寝てしまい、握っていた手をそっと離して、 起こさないように、静かにドアをしめた。 真美が無事に手術を終えて良かったと安心した。 そして、病院で真美に会ってしまった事実を裕太達に話をすることにした。