伊藤が頭をあげると、言った相手は祐太だった。 『え、じゃなくて、その…』 洋介を見ると、ドリブル練習をしていた。 (洋介先輩に言ったはずなのに) 伊藤は、少しテンションが下がり、落ち込んでいると祐太が話しかけた。