でも、黙っていることにした。 洋介は、二人の横を早足で通り過ぎようとした。 聞いてないフリをして。 洋介に気づいた祐太が、話しかけてきた。 『洋介!おはよ。前は悪かったよ。』 『俺も悪かった。すまない』 真美を助けるのは俺しかいない。だけど、二人もいてくれないと一人で助けられる自信はない。