裕太は、真美の様子がおかしくて尾行していた。 『ごめん…。体調で無理してんのかなって思ってさ。』 真美は、言葉がでなかった。 『つらい時は相談しろよ。』 『大丈夫って言ったでしょ? 洋介だと思ったら、裕太なんだもん。 ちょっとがっかり。』 『ごめん…。』 『冗談だよ。心配してくれてありがと。帰ろう。』 体調のことを言わずに、笑顔で歩いている真美に裕太は、悲しそうに見ていた。