プルルルプルルル…
『もしもし』
「もしもし…香里奈?」
『おぉ‼希奈〜。久しぶり。元気してた?』
相変わらず元気な性格。
ホッとするな。
「元気だよ。香里奈から電話してくれたのにごめんね。」
『……』
え?
無言?
「どうしたの?」
『いや…希奈ってそんな性格してた?明るくなったね。』
あ、そっか。
「新しい自分にしてみたの。前みたいな性格だと、絶対友達出来ないと思ってさ。」
『そっか。よかったよ。うちらの事嫌いだったのかと思った。』
「まさか。そんな事ないよ。で、話し、あるんでしょ?」
話してると、楽しいのは相変わらず。
話し方も相変わらず。
なのに、少しだけ、変わった。
『おぉ‼そうだった。今度さぁ。小学校の時のメンバーで遊びに行かないかなぁって。いろんな人行くっぽいよ。8月の10日なんだけど来れる?』
あれ、行っても良いけど、竜兄のとこにいる期間のびちゃうなぁ。
でも、せっかくのお誘いだし、行きたい。
「わかった。予定開けとくね。」
『ありがと!!流石わ私の親友だよ。楽しみにしてるね!!』
そう言って電話を切られた。
これ、竜兄に頼まなきゃだよね。
それと、部活どうしよっかな。
休みすぎると迷惑かけるし、自分もみんなに遅れる。
OKしたし、仕方ないか。
よしっ。
竜兄にまず頼まないと。
早歩きで、秀の部屋に行った。