俺はふぅっと息を履いた。

俺、何やってんだろ……。



「おい」


いきなり下から声がして慌ててそっちに視線を移す。

首に首輪のように長い毛を三つ編みにした猫がいた。


『猫病子…』


「お主…ワシ、全部聞いてたぞ」


『うっわ、マジか…はっず』



俺は両手を顔に当てて上を向いた。

恥ずかしいに決まってるだろ



あんなことしたの…千聖が"始めて"だから…