彼はガラガラっと扉を開けると入ってきた。


「お、可愛い」

『へっ?!あ、ありがとう〜……』


私は顔が赤くなって行くのを感じた。


星来くんにそう言われるとドキドキが止まらないよぉ〜



「今日からはしばらく…ここで住んでいいからな。ここがお前の部屋ってことで」

『あ、ありがとうっ!!!』



私は周りを少し見渡した。

とても広い部屋だった


隅にあるのは鏡と電気に押入れくらいだ。

床は畳。

ドアっぽい大きな窓から赤い夕焼けが差し込んでいる。