「な…あ…千聖、本当か?」 星来くんはゆっくりと聞いてきた。 は? 私のこと人間じゃないと思ってたの? え?え? 私は自分の身体を見た。 べつに…手もあるし…足もあるわよ? 顔だって……普通だし。 私は顔や頭をベタベタ触って見た。 『別に普通よ?人間だけど?星来くんだって人間じゃない』 私がそういうと星来くんは驚いた顔になった。 「ま…じか…」 「なあ、お主」 白猫は私を見上げた。