「あ…猫病子。いつの間にそいつと仲良く?」


後ろにはお茶とタオルを持った星来くんが立っていた。



いや、仲良くないですよ。

この猫、変だし。



「はいこれ、体拭いて」


星来くんはそう言って私にタオルを渡してくれた。


『あ、ありがとう!』


白いタオル。

あぁ〜星来くんの匂いがする〜……。


星来くんは猫の隣に座ると私たちの間、(猫のとこ)にお茶をおいた。



「なあ、死来世。こいつ、人間だぞ」


「え…?」


ちょっと、この白猫!

それいう必要ないでしょ?!

星来くんも人間だもの!