「笑いすぎ・・・
もう、あっち行くし」


そう言いながら
立ち上がり床に置いたタオルを
拾い上げようとするけれど


「わりぃって。ほんとーごめん。
もう笑わねぇから。な?」


手を掴み、再び座るように促され
また腰を下ろした。


座ったのはいいけど


話題なんてものがあるはずなく


何も話さず、ただ時間だけが過ぎていくわけで・・・


立ち上がるタイミングすらもつかめない。


そんな中、


「何か、また眠くなってきた。
よし、昼寝タイムな。
真弓も寝るぞ」


「へ!?ちょ!?」



無理矢理寝転ばされ
総一との顔距離
わずか15cm・・・


っていうか、何で
こっち向いてるんだ・・


仰向けに寝転んだままの私に


「腕枕してやろーか?」


と、半笑いの総一。


「え、いい・・大丈夫」


「頭重いのなんて気にしねぇぞ?」


「は?頭重くないしっ!」


「あはは、また怒らせた?」


ほんっと・・・調子狂う。