「まぁまぁ、んな怒んなって。
ほら、ちょっと休憩。
な?ほら、ここ座って休憩」


そう言いながら
布団の上をポンポンと叩いている。


かき集めたタオルを持ち
その様子を突っ立ったまま見ている私に


「お姉さん、どぞ?」


私の方に体を向け
片手で頭を支えるように
寝転がり
座るのを待っている総一。


何だか・・・・


素直に座るのが
気恥ずかしいんだけど。


「じゃあ・・・少しだけ」


持っているタオルを床に置き
指示されている布団のスペースへ
総一に背中を向ける形で
腰を下ろした。


けれど、その直後に

私の背後で笑い転げているわけで・・・


何なの・・・。


怪訝な表情で
総一を見ると


「わり、あははは
あーもう、マジ腹いてぇ。ははは」


笑い転げまくって
壁に激突してるし・・・