朝、教室のドアを開くと、教科書と制服をボロボロにされた凪流が立ってた。
凪流は、笑っていた。
ただひたすらに。
泣きながら、笑っていた。

その光景を見ていられなくて、ドアを閉めてしまった。

これが、自分のこの行動が、一生後悔することになるとは、思っても、いなかった。