何もない、薄暗い空間で、りおんとステッキさんが対峙する――。
「どうしたんだ、りおん――ここは何処だ――」
「んじゃぁ、予告行くよ――」
ステッキさんの不安を無視して、やる気のないりおんの声が、闇空間に響く――。
不安定で、微妙に音程の外れたリコーダーが、「あの」予告パートのテーマを奏でる――。
「ステッキさんに、いたぶられ、弄ばれ、ネットに卑猥な画像流出されたくなかったら、言う事を聞け――みたいな感じで、行き掛かり上、魔法少女になったりおん――」
「いや、いやらしい事してないよ――あくまで合法的にお誘いしましたよ――」
「第二万七千七百七十五、使徒襲来――」
「どんだけ来てんだよっ――早く人類補完してあげてっ――」
「りおん――暴走――」
「いきなりっ――逃げちゃだめだよ――」
「破れかぶれで、地球大爆発――」
「えっ、終わっちゃったねぇ――終劇――」
という事で、次回は――――
「りおん――その肉欲のままに――」
「凛寧―桃迦――善人宣言――」
「ステッキさん――死ぬ――」
「この3本でお送りしたり、しなかったりしまぁす――」
「まだ死にたくないよ――っていうか、他の2本も、さらっとヒドイ内容だなぁ――」
「さぁて、次回もクレーム、クレームっ――」
「サービス、サービスだよねぇ――」
「よろしくメカドック――」
「ダメだこりゃ――」
つづく――――。
適当魔法少女·りおん
アンリ·みのり