「なんじゃあこりゃぁ――」


「うっ――――」


「何ですか――これ――まぁ、百歩譲って1番は許してあげるけど、残虐少女って何――凛寧―桃迦って誰なの――」


「もはや、魔法少女じゃないよね――もう闇世界の基本、鬱展開満載のお話しだよねっ――」


「あれが、まさかのアニメ化になったら、クレーム攻撃で打ち切り――某熱帯森林通販サイトのカスタマーレビューでは袋叩き確実だよっ――怖い、あんな可愛い顔して――んもぅ、ある意味トラウマだよ――」



「りおん――――すまん――」


「また、マニアックなネタで誤魔化す――こっち向きなさいよ――」


「ひゅーひひゅー」


空口笛で逃げるステッキさん――。



「くっ――――で、3番だけど――」




「わたし、あんな未来いらないよっ――」


「落ち着けりおん――あの映像が全てではない――絶えず未来は変化している――」


「当たり前だよっ――あんな虚しい家庭確実なら、結婚なんてしない――っていうか恋もしない――――いいよ、わたしは一人で生きてゆくんだ――あはっ、あはははっ、一人、一人で――――」


堕ちるりおん――。