まさか、稜のこと……




「はよー波奈」

「うぐっ、ぐるじぃ…」

「今日も絶好調に可愛なあ」

「抱きつくな!」




あれこれ考えてるうちに、いつの間にか学校。


あれほど会いたがっていた稜にも、いつの間にか抱きつかれている。



「やっぱ元気な波奈が一番だな」

「…そりゃどーも…、あと看病ありがとね」

「波奈の看病ならいつでもやるよーん」



やるよーんとか、やめて。

うん。



「まあ、甘えん坊の波奈ちゃんも可愛かったけど」

「なっ……そ、それ言うなっ」

「あんな大胆なことしちゃって、やっぱ俺に「惚れてない!」



稜に惚れるか、バカ!