部員数はたった5人。

そしてみんなバスケ経験ゼロ。

ルールもろくに分からない。

顧問の先生もただの体育教師。

こんなチーム、誰がインターハイに行けるなんて思うかな?

きっとそんなこと、誰も思わない。


でも、あたしたちは違う。

どんなに経験がなくたって

どんなに人数が少なくったって

あたしたちは、夢を追い続けることを、決して諦めない。

諦めなければ必ずすべてが叶うなんてことはない。

でも、諦めたらそこでなにもかも終わってしまう。


だから、みんなで必ず掴みに行く。

最高の舞台への、たったひとつの切符を。


*みんなでひとつのジグソーパズル*





ダンッダンッ

ボールを床につく規則的な音。


キュッキュッ

バッシュが床に擦れるスキール音。



こんな音が、体育館から聞こえてくる……



はずなのに。




ガコンッ!

「おわーっ!ゴールまで届いたー!」


「あれ?フリースローってなんだっけ?」


今日もここ、東ヶ丘高校の体育館からは、こんなアホみたいなバスケ部の声が聞こえてくる。





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