「も〜気が済んだ?
飲んだら
帰ろうか。」

「うん、ごめんね、
明日も仕事なのに

付き合わせて。」

そとはもう朝日が眩しい。

エステシャンになる、
といって
博多にでてきたのに、

いまでは
すっかり
中洲の女だ。

涙でボロボロな

とれかけの
化粧とつけまで

タクシーを拾う。

「お前

好きな男にそんな姿みせるなよ。」

「そうだね笑、きょうはほんと
ありがと。」

自転車で帰る
光輝を見送り、
タクシーに乗り込む。

あ〜
今夜どんな顔してお店行こうと、
悩みながら。