「すぐ
かっとなりすぎなんだよ。

自分より可愛くない先輩なんでしょ?

ただはいはい聴いて
謝っとけばいいのに。」

幼馴染で、
違うニュークラブのボーイの

光輝と朝方のバーで。

昔は
何回か、
セックスしたことあるけど、
いまはない。

おなじ九州の
田舎からでてきたもの同士、

たまに
傷を舐め合い、
語りあう。



「第一
俺中洲の人間信用してないから、

本音で話したりとかしないし。」

「わかる!」

ドン!とつい机をたたく。
「なんか
表と裏でいってること違うし、
ニコニコ話しかけてきても

何考えているのかわからないし、
ほんと
人間不信になるけん!」